社会的責任


当社は社会福祉や慈善事業へ貢献できるよう模索してきました。現在では教育への支援、障害者への支援、貧しい方や災害への支援、環境および文化財の保護、精神文明の強化の5つの面で社会福祉に貢献しています。

2012年12月31日現在、当社は自然災害地域、貧困地域、障害者団体、慈善団体、赤十字会、青少年育成財団、女性開発財団、中国勇敢国民財団、環境保護協会などへ8億元以上を寄付し、社会福祉事業の発展に大きく貢献し、広く社会から評価されています。


光明活動

2004年7月に青海省果洛自治州班瑪県で「海南航空-チベット10年間光明活動」を発足して以来、青海・チベット・四川・内モンゴル・新疆・甘粛などの各地で延べ3,000名以上の白内障患者への手術を実施し、地方政府や民衆から高く評価されています。

2010年11月に、「海南航空光明活動」のグローバル化に伴い、ジンバブエとマラウイの白内障患者612名に無料で手術を実施しました。


善の井戸

当社が創立10周年を迎えた2003年、10年をかけて2,000万元を投資して海南の水不足地域に100の井戸を建設するという「善の井戸」プロジェクトを立ち上げました。

2012年末現在、当社は海口、文昌、澄迈で71の「善の井戸」を建設したことで約15万人の水不足を解消し、さらに一部の農地の灌漑を実現しました。


国家プロジェクト

2008年5月12日14時28分に起きたブン川地震に対して、当社は「5・12地震災害救援支援ワーキンググループ」を設立し、負傷者と救助チームの輸送、災害救援物資の輸送、旅客の避難などを担当し、災害救援活動に取り組みました。ブン川が地震被害を受けている期間における当社の延べ飛行時間は200時間に達し、1,200万人民元に相当する約100回の航空便を救助活動に費やしました。

2010年の玉樹地震や船曲の土石流などの災害時も、当社は政府とともに災害救助に貢献しています。

2011年2月23日から3月5日にかけて、中華人民共和国建国以来最大規模となる海外在住の中国国民の避難事件がありました。当社はこの11日間の避難事件へ支援するため、3,900万円に相当する15のチャーター便と30便を投入し、ギリシャのクレタ島、チュニジアのジェルバ島から4,054名の中国国民の帰国を実現できました。この避難プロジェクトで当社は中国民間航空管理局から国民避難航空保障の「先進団体」および「先進個人」の名誉称号を授与いたしました。


海南航空は国家や社会の環境に意識を向けながら成長してきました。当社は社内で一貫したグリーンエコの理念を共有しており、植林、文化財の修復、環境研究などさまざまな形で実戦しています。また、イノベーションによって、省エネで環境にやさしい社会づくりを進めています。会社の成長やサービス向上に取り組むとともに、資源の節約や環境の保護を心がけています。


省エネと排出削減

2008年に、海南航空は中国の民間航空業界の航空会社として初めて国際航空協会のグリーンチームを採用して省エネ戦略を開始しました。燃費効率の解析を行い、専門家グループが飛行過程中の各段階をデータ分析しています。

2012年、省エネと排出削減チームは、社内のエネルギー消費量を正確に評価できる燃費効率指標システムの研究に取り掛かり、t/kmの燃料消費量をコア指標とする燃費効率指標システムを確立しました。現在も、t/kmの指標でモニターしています。

2012年には、年初のKPI指標、定期的および不定期のサンプリング検査、プロジェクト評価、専門家コンサルティングなどの多角的管理により、通常の省エネおよび排出削減プロジェクトで年間31,000トンの燃費向上と約10万トンの二酸化炭素排出削減を達成しました。

 

国家の民間航空戦略に基づいて国際展開を加速し、トップレベルの量的規模および運航能力を目指して取り組んでいます。

当社は何よりもお客様を大切にしており、最高の「おもてなし」をサービス理念としています。お客様のニーズにお応えして、これまで以上の新たな飛行体験を生み出し、中国発の国際航空企業ブランドを目指します。